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2008年7月

2008年7月26日 (土)

井伊直弼

23日夜に放映されたNHKの番組の録画ビデオを見た。その番組では阿部正弘、島津斉彬、そして井伊直弼を扱っていた。どれも興味深かったが、とりわけ井伊直弼については思うところがあった。安政の大獄、桜田門外の変と、彼にたいしあまりよいイメージをもってはいなかったのだが、少し彼にたいするイメージが変わったのである。

彼は彦根藩、井伊家の十四男として生まれたが、もともとはあの安政の大獄のようなイメージの人物ではないようだ。番組で述べられていたのは、彼は武士としての誇りを持ち武道・文芸に打ち込み、茶道においても一定の績を残している。また柳の木を好み、逆風をしなやかに受け止め信念を貫いていく、という考えをもっていた・・といったような内容だったと思う。(うまく言えなくて申し訳ありません。)

その後彦根藩主となり(十四男なので当初は考えていなかったようだ)、幕府の大老に就任という運びとなったが、大変に揺れ動いていた時代、幕府にたいする反対圧力もことさら大きく、耐えられなくなった直弼は安政の大獄と呼ばれる弾圧を断行、それがもとで多数者の恨みを買い、暗殺されるに至った-というものである。

これらの事件は今にして考えると、歴史上の、幕末に起きた、「事件」なのであるが、当時にしてみれば大政奉還~明治維新~その後続いていく世の中の変貌・・という未来が見えるわけでなく、これからも続いていくであろう幕府の権威のために、彼は必死だったのだろう、そんな気がしたのである。とても考えさせられたものであった。

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